あなたの周りにいる人で大きないびきをかいている人はいませんか?
もしかしたらその人、睡眠時無呼吸症候群かもしれませんよ。

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠障害の1つで、通称SASと呼ばれています。
主に、いびきが大きくなる症状がでます。

また、症状をそのままにしておくと、心不全や循環器病になる可能性が高くなります。
ですが、この病気は治るものです。

危険な状態になる前に睡眠時無呼吸症候群について、詳しく知っておきましょう。

睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠時無呼吸症候群は、別名SAS(サス)と呼ばれていています。

この症候群は、睡眠中に、いびきや無呼吸をくり返す、睡眠障害の1つです。
自覚症状が少ないのと、いびきが大きくなるのが特徴ですね。

また、動脈硬化や糖尿病、高血圧などを併発します。
逆に、循環器病があるとSASになる場合もありますよ。

この症候群にかかった場合、10年後の死亡率は16%と言われています。
放置しておくと循環器病や突然死をする可能性もあるとのこと。

SASは、寝ている間に脳や身体に酸素がまわらずに、昼間の起きている時に眠たいという状況になります。
通常ありえない状況(2人で喋っているの)で眠りこんでしまいます。

この睡眠時無呼吸症候群によって、居眠り運転となり事故が起きたこともあります。

睡眠時無呼吸症候群は、3つのタイプに分かれています

閉塞睡眠時無呼吸症候群(OSAS)

原因 首、喉の脂肪、扁桃肥大、あごが小さいなど
症状 いびき、日中の眠気など

中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)

原因 脳幹部の呼吸中枢の機能異常
症状 いびきはかかないので、見分けが難しい

チェーンストークス呼吸

原因 心不全を始めとする心機能低下
症状 呼吸と無呼吸を交互に行っていき、徐々に呼吸が少なくなっていく

睡眠時無呼吸症候群は、こんな人がなりやすい

  • 肥満
  • 痩せてても、骨格が小さい人
  • あごが小さい人
  • 加齢と共に筋力が落ちた場合
  • 更年期以降の女性

など、色々な条件の人がなる可能性があります。

こういう症状は、睡眠時無呼吸症候群かもしれない!?

  • いびき
  • 寝相、寝汗、歯ぎしり
  • 夜中に目がさめる
  • 起床時の頭痛
  • 疲労感、倦怠感
  • 集中力記憶力の低下

などの症状ががあります。

SASは、治る病気です。
もし、そうかもしれないと思ったら、早めに病院にいくことをオススメします。