下の血圧が高い時って、何か症状とかってあるのでしょうか。

そもそも、血圧の基準には2つあり、それぞれ「上の血圧」、「下の血圧」とか言いますよね。
下の血圧は、「拡張期血圧」といって、心臓から血液が送り出された後の状態での血圧です。

この下の血圧だけが高い人って、何か特別な問題などはあるのでしょうか。
今回は、下の血圧が高い、拡張期血圧が高い人への記事を書いてみました。

下の血圧が高いってどういうこと?

「下の血圧が高い」って、つまりどういう状態なのでしょうか。

下の血圧は「拡張期血圧」といって、心臓が血液を送り出した後の血圧を指します。
通常なら、血液を押し出した後なので、血圧は低くなっているはずです。

それなのに、下の血圧だけが高いことが起こる人がいるため、問題視されているのです。

下の血圧が高い時の危険性

先ほど、通常なら下の血圧は低めに出る、という話はしましたよね。
それなのに、下の血圧だけが高い時、体にはどのような危険があるのでしょうか。

下の血圧が高い時というのは、血液を送り出す機能の他に、何か血圧が上がる別の原因があることが考えられます。

血圧が上がる原因として、例えば、

  • 肥満
  • 飲酒
  • ストレス
  • 喫煙

などが挙げられます。

下の血圧が高い人は、心臓の働き自体は問題なくとも、これらの原因によって血圧が高くなってしまっています。
そのため、よりメタボ、動脈硬化の危険性が高いと言えます。

下の血圧が高い時の対処法

それでは、下の血圧が高い時って、どう対処すれば良いのでしょうか。

結論から言うと、やはり高血圧の外的原因である、

  • 肥満
  • 飲酒
  • ストレス
  • 喫煙

を解消していくのが最も効率的です。

自分に思い当たるものがあったら、1つずつでも改善していきましょう。

高齢者の場合、下の血圧ってどうなるの?

それでは、高齢者の場合はどうなるでしょうか。

加齢とともに血圧はどうしても上がってしまいます。
ただし、高齢者の場合は、「収縮期血圧」、つまり上の血圧が上がりやすいのが特徴です。

これは、加齢によって血管がもろくなり、伸縮性がなくなるため、より強い力で血液を送り出す必要があるためだと言われています。
逆に、高齢者の方の高血圧は、血管が硬いため、下の血圧(拡張期血圧)が低くなることもあるそうです。

高齢者なのに、下の血圧が高い場合は、生活習慣の見直しが必要かもしれません。