男性に役立つコレステロール改善エクササイズ

男の子は、乗り物やロボットなどで、よく遊んでいます。
こうした遊び方の好みは、胎児期の男性ホルモンが脳を男性化することによっておこります。

男性ホルモンが過剰に分泌される疾病や男性ホルモンの受容器が生まれつきない方もいらっしゃることなどから、性そのものを男と女にわけることはできません。

女性ホルモンの影響で、閉経前の女性は、男性よりも善玉コレステロール値が高いといわれています。
一方で、よく歩く男性は、善玉コレステロールの値が女性に近づくともいわれており、運動への期待が高まります。

今回は、男性ホルモン優位の方に役立つエクササイズをご紹介させていただきます。

《著者紹介》
福島　多香恵
椅子を使った運動「チェアロビクス®」を創案し登録商標を取得。体幹強化重視、疾病予防に役立つ独自の運動レシピを創っている。

生命を維持し、行動に影響を与えるホルモンは、体内で生成し供給されています。
コレステロールの原料となる性ホルモンには、男性ホルモンと女性ホルモンがあります。

男性にも、女性にも、両方のホルモンが分泌されていますが、血中濃度が高いホルモンの影響を受けることになります。

男性ホルモンの「テストステロン」の血中濃度が高いことで、何事も夢中になりすぎる傾向があるそうです。

男性の平均寿命が女性より短いのは、生き急いでいるからなのでしょうか？
疾病の場合は治療が必要ですが、通常の生活の中でテストステロンの過剰分泌を予防するためには、激しいスポーツ・過激な運動や仕事を控えましょう。

男性だけではなく、閉経後の女性は女性ホルモンである「エストロゲン」が減少し「テストステロン」が増加します。
テストステロンが増えすぎると免疫システムが破壊され、感染症にかかりやすくなるといわれています。

男性と閉経後の女性は、免疫力を高めなければいけません。

人間には自分で自分の身体を守るしくみがあります。
そして、適度な運動は自然免疫力を高めます。

また、楽しみながら運動することで「βエンドルフェン」というホルモンが分泌され、免疫細胞が活性化します。

血液中の善玉コレステロール値が低下すると、免疫力が低下します。
善玉コレステロールを増やすことが、免疫力アップにつながります。

好きな人と会話を楽しみながら、散歩や水中ウォーキングなどの有酸素運動を行ないましょう。

ゆがみがある場合は、有酸素運動をする前に、四つんばいになって数字の８の字を描くように１分間歩きましょう。

柔道整復師の先生に教えてもらった、必殺ゆがみ改善運動です。
ゆがみが改善された状態で、有酸素運動を行なえば、運動効果が高まります。