定期的に運動教室に通っているにもかかわらず、コレステロール値が変化しない!
そんなときは、運動方法を検証してみましょう。

筋肉トレーニングをしているのに筋肉が増える気配がないときには、筋トレの法則が適応されていないかもしれません。

また、運動強度が高くても効果がなければ強度の見直しが必要です。

筋肉量は、コレステロール値に影響を与えます
トレーニングの原則に戻って、運動方法の見直しを行ないましょう。


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《著者紹介》
福島 多香恵
椅子を使った運動「チェアロビクス®」を創案し登録商標を取得。体幹強化重視、疾病予防に役立つ独自の運動レシピを創っている。


トレーニングの原則1「全面性の法則」偏った運動になっていませんか?

特定の運動ばかり行なっていると、刺激される部分だけが発達してしまいます。
全身をまんべんなく鍛えていきましょう。

運動をしなくても普段の姿勢次第で、一部の筋肉のみ強化されてしまう場合もあります。

猫背で、背骨周囲筋が萎縮した状態が何年も続くことで「いつのまにか骨折」を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。

鏡の前で定期的に姿勢をチェック行なうなど、姿勢認知力を高めてください。

トレーニングの原則2「意識性の法則」動かしている筋肉に集中しよう!

運動が嫌いな方の場合「ながら運動」で身体活動をオススメする場合もあります。

ですが、効果的な運動にするためには、目的とする筋肉を意識しながら身体を動かすことが大切です。

トレーニングの原則3「漸進性の法則」その日の気分で運動の強さをきめないこと!

トレーニングは、運動負荷を日常生活よりも少し強いところからはじめます。
身体が運動に慣れるに従って、徐々に運動負荷を高めていきましょう。

そのためには、定期的に体力テストを行なうなど、自分の立ち居地を確認してください。

そして、トレーニングで負荷をかけて短くなった筋肉は、ストレッチで元に戻しましょう。

トレーニングの原則4「反復性の法則」疲労の蓄積は逆効果!

トレーニングは、規則的に繰返し長時間行なう必要があります。

継続する際には、疲労の回復を待って、次のトレーニングを行います。
同じ部位は、2~3日に1回トレーニングする要領です。

また、トレーニング終了後30分以内にたんぱく質を摂取して、傷ついた筋肉の再合成を促がしましょう。

トレーニングの原則5「個別性の法則」運動方法は千差万別!自分にあった方法を選ぶ

現在のトレーニングは、あなたにあった方法ですか?

いまの生活環境や体質、健康状態や体力レベルを振り返って、無理のない計画をたてていきましょう。

せっかくトレーニングするならば、効果的に実施していきましょう。