創至聖(そうしせい)は北日本製薬が販売している漢方薬です。
漢方は「防風通聖散」を使っています。

防風通聖散は18種類の生薬からなる漢方で、肥満を始め、むくみや肩こりなど様々なものに効果があります。
今回は、そんな防風通聖散で出来た「創至聖」を実際に飲んでみました。

>>目次
1.「創至聖」の基本情報
2.「創至聖」の成分・効果・用法用量
3.「創至聖」の副作用
4.「創至聖」をレビューしてみました
4.「創至聖」のお客様相談室に電話してみました

防風通聖散料エキス錠「創至聖」の基本情報

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  • 商品名 : 防風通聖散料エキス錠「創至聖」
  • メーカー名 : 北日本製薬(株)
  • 価格 : 168錠 2,678円(税込み)(14日分)公式サイト
  • 購入先 :公式サイト、楽天、Amazon
  • 区分 : 第2類医薬品
  • 形状 : 錠剤
  • オススメ :
    便秘がちな人や、偏った食生活、食べ過ぎ、むくみ、運動不足などにより、腹部に皮下脂肪がたまった人に適しています。

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防風通聖散料エキス錠「創至聖」の成分、効果、用法用量

防風通聖散料エキス錠「創至聖」の成分、効果

「創至聖」の成分は以下のようになっています。
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たくさんの成分があってちょっとよくわからないものだ多いと思います
これはそれぞれの生薬の名前です。

これらの組み合わせによって、「防風通聖散」や「防已黄耆湯」など、漢方としての種類が変わってくるわけです。

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「創至聖」の飲み方|用法用量は?

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1日3回に分けて食前又は食間に4錠ずつ飲んで下さい。
粒が小さいので飲みやすいですが、1日12錠はちょっと多いかなと思います。

また、見た目はサプリみたいですが、「創至聖」は漢方薬です。

粒は一度に1日分を飲んでしまいますと、薬なので体調を崩すこともあります。
飲む場合は、必ず説明書通りに3回に分けて飲んで下さいね。

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防風通聖散料エキス錠「創至聖」の副作用

創至聖の副作用には、以下のようなものが報告されています。

【軽度】

  • [皮膚]発疹・発赤、かゆみ
  • [消化器]吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹部膨満、激しい腹痛を伴う下痢、腹痛
  • [精神神経系]めまい
  • [その他]発汗、動悸、むくみ、頭痛

【重度の副作用】

  • 間質性肺炎
  • 少しの運動で息切れしたり、息苦しくなってしまい、空咳や発熱が持続する副作用です。

  • 偽アルドステロン症、ミオパチー
  • 手足のだるさ、しびれ、つっぱりやこわばりに加えて、筋肉痛や筋疾患(ミオパチー)が出てしまう副作用です。

  • 肝機能障害

肝機能が低下することによって、発熱、かゆみ、黄疸、褐色尿、だるさ、食欲不振などの副作用が現れることがあります。

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防風痛聖散料エキス状「創至聖」は飲みやすいので続けられそう!

コーティングされた粒は漢方薬の匂いが弱いが、濡れると溶けやすい

この防風通聖散料エキス錠「創至聖」の大きさは、直径10mm、厚さ4.8mmで色は淡い黄土色です。
他の漢方薬と比べると、漢方薬独特の匂いは弱いです。
瓶を開けた時もそのように感じましたが、飲んでみたらはっきりわかります。

粒は何かにコーティングされているようで、違和感なく一気に水で飲むことができます。
しかし、水に溶けやすいのか、濡れた手で触ると粒の粒子が手に残り色移りします。

防風通聖散料エキス錠「創至聖」の成分量は、「2/3処方」です

大手メーカーでは、お腹の脂肪を落とす薬は何社も販売しています。
この会社は創立は古く、漢方薬に関しては、中国にグループ企業があり指定の大型生産基地があるようです。
(この漢方薬はどこの工場で作られているかはわかりません)

ちなみにこの防風痛聖散料エキス状「創至聖」の成分量は、「2/3処方」です。
(漢方薬の処方は1日分の生薬の配合バランスが決められています。
18種類の原生薬の1日分の分量を丸々使っているのを「満量処方」と言います。
他には同じ18種類の原生薬を使い、半分の成分量の1/2処方もあります。)

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お客様相談室に電話してみました

同じ生薬の分量でも有効成分が他社より多い

北日本製薬の防風通聖散「創至聖」は生薬の産地は中国ですが、生薬を抽出する作業はすべて国内で行っているそうです。
それに、毎回生薬の農薬や重金属のチェックはしているとのこと。

日本薬局方は、5年に1回改訂され2年半に1回小改訂もあるようです。
この生薬は日局方の基準に満たしたものをしようしているようです。

また、他社の満量処方や1/2処方防風通聖散と比べると、有効成分の割合が多いようです。

生薬の抽出方法は?

同じ割合の生薬の分量を使っても、出来上がった有効成分が多いということは、抽出する技術が優れているのか尋ねてみました。
この会社では、18種類の生薬を1回水で煮だして、乾燥したものを(コーヒーみたいに乾かして)添加物を加えて錠剤にするそうです。

しかし2/3処方で有効成分4000mgなのは、添加物が入っていない分量です。
なので同社の満量処方は有効成分が6000mgもあるようです。

エキスにする際の工程も詳しく聞きました。
煮だした生薬をどのように抽出するかは、洗濯機のように遠心力を使って振って液を絞り出すようです。

満量処方は最初からオススメしない

やはり有効成分が多い満量処方の方がオススメですか?と尋ねると、人によっては強すぎて胃がむかむかしてくる場合もあるので、満量処方は最初からはオススメしないとの返事でした。
なので14日分なので試してみて、その後、どれにするか選ぶ方が良いとのこと。

効果の目安は、1か月で効果を感じる場合もあるし、2~3か月飲んで効果を感じない時には、他の方法を考えた方が良いようです。

防風通聖散は内臓脂肪に効果がありますか?との問いには、BMIが25以上の人は効果が高いけれど、BMIが25以下の人には効果がわかりにくいとのことでした。(BMI=体重÷(身長M×身長M))

漢方薬の副作用はどんな症状が多いの?

また、むくみに効果があるとのことですが、稀に漢方薬のアレルギーを起こす人もいて、副作用で酷いむくみがおきたり、肝臓機能が低下することもあるようです。
他にもどのような症状になるのか尋ねてみると、風邪を引いたようなだるさを感じたり、胃腸の障害(下痢とか胃がムカムカ)が出ることもあるようです。

そのように感じたときは直ぐに使用を中止し、医師に相談して下さいとのことでした。

また、漢方薬について詳しい人でしたので、ボウショウは鉱物で化学物質だという話から、漢方の生薬は植物だけではない事も教えてもらいました。
鉱物や成分のカッセキやセッコウのような石やゴオウという牛(動物)の胆石もあるようです。

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