になると、高血圧で倒れる人の話をよく耳にします。

さっきまで元気だった人が・・・いきなりなので周りは戸惑います。
寒さとの温度差に、体が適応しないのでしょうか?

どうやら高血圧は冬にサイレントキラーとなるようです。

血圧についての知識やそれが及ぼす病気や対処法についてについて紹介します。
寒い冬には是非読んでいただきたいです。

まずは血圧についての基礎知識おさえましょう

正常な血圧の基準値と年代で増える高血圧

血圧の成人の正常な値は、一般的に上の血圧120~129、下の血圧80~84と言われています。
また正常高値では、上の血圧130~129、下の血圧85~89とのこと。

年代によって血圧は上がっていくので年代別の許容範囲の数値もありますが、50代から男女とも高血圧の人が増えているようです。

但し血圧を測る時は、朝の起床時から3時間位は、血圧は午後よりも高めですのでその時間の測定は避けた方が良いかもしれません。

高血圧から併発する病気

高血圧になって怖いのは、命に関わる病気へ併発する恐れがあることです。

脳の血管が破れる脳卒中、血栓が詰まり動脈硬化になり心筋梗塞などになるケースも多いようです。

また高血圧は、腎臓病糖尿病も併発することがあります。
糖尿病になった人の4~6割が高血圧になったというデータもあります。

冬は何故血圧が上がるの?

冬は急激な温度差が危険

血圧は、自律神経でコントロールされています。
寒い冬は自律神経が乱れがちとのこと。

そして、抹消血管が寒さに抵抗して熱を外に逃がさないようにする為、血管が収縮して血管の断面積が小さくなるんです。
すると血液の流れる圧力が強くなり、高血圧になりやすいのです。

忘年会や寒さ対策の暴飲暴食は要注意!

冬になると、体を温めようとして必要以上に食べてしまいがちです。
また年末年始はイベントも多く、他人と食の機会を持つお付き合いも続くことでしょう。

そして気が付くと、体重が簡単に2~3kg増えていたりするものです。
体重の増加と血圧の上昇は比例しがちのようです。

それは、内臓脂肪がつくことによって、血圧は上昇しやすくなります。
年末年始の暴飲暴食が血圧の上昇につながることもあるので注意して下さいね。

冬の高血圧対策

室内と屋外の温度差を開けすぎないように

血圧には、寒さや急激な温度差は大敵なので、部屋と外の温度差に気を付けて下さい。
また家の中でも、寒い部屋に移動する際は防寒対策が必要です。

特にトイレや脱衣所が寒い場合は、高血圧から他の病気を併発する場合がありますので対策を考えなければなりません。
トイレでは、いきみも血圧には良くありませんので、できれば洋式トイレのほうが体にかかる負担が軽いようです。

外への外出時は、肌の露出部分をマフラーや手袋でできるだけ覆い、体を冷やさないようにしましょう。

冬は塩分の過剰摂取を気をつける

冬に高血圧になる人の特徴で、塩分の摂りすぎがあげられます。

寒い冬は、体を温めようとして辛い物を食べがちです。
また、年末年始は外食が多くなったり、お節料理などの保存食には塩分が多く使われています。
そして田舎に帰省すると、郷土料理などは地域によっては濃い味付けのものもあります。

しかし家庭での食事の塩分の摂取は、1日6mgまでを心がけるように意識して、だしや酸味で味を調える工夫をしてみるのをオススメします。

長野県では熱心な医師の呼びかけと、地域住民の協力で、塩分の過剰摂取を改め、病気での死亡率を急激に減らしたそうです。

体重管理で高血圧を改善

冬は宴会が続いたり、年末年始のお休みは家でゴロゴロしがちで運動不足になりがちです。

血圧を正常に保つには、体重管理も大切な一つなんです。
メタボリックシンドロームの人が体重を減らしたら、高血圧が改善された例はよく耳にします。

体重管理に必要な体重BMIの出し方は以下の通りです。

体重÷(身長×身長)<25

意識して体重管理をしてみて下さい。

また中々難しいとは思いますが、血圧は睡眠不足やストレスも影響するそうなので、日頃からゆったりした環境や時間を持てるといいですね。

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