血圧を測るようにと言われたけれど、測り方が分からないからやっていないとか、
計っても毎回数値が違って不安になってしまったといったことはないだろうか?
血圧はちょっとしたことで大きく左右されてしまう。
そのため、出来るだけいつも通りの調子で測ることが大切なのだ。
今回は、血圧の測り方やデータの見方、測る前の調子の整え方などをまとめた。
良かったら参考にして欲しいのだ。
>>目次
1.血圧の基準、正常値
2.血圧はこまめに家で測りましょう 高血圧の人は注意!
3.血圧を測る時はリラックス
4.血圧を測る時の姿勢
5.血圧計はどれを選べばいいの?
血圧の基準、正常値はいくつなの?
まずは、血圧の基準値・どんな数値を上回ると高血圧と判断されるのかを確認しましょう。
「最高血圧が130㎜Hg未満かつ、最低血圧が85㎜Hg未満」という数値が、血圧の基準。
最高血圧が135以上または最低血圧が85以上になってしまうと、メタボの判定基準の一つに引っかかってしまう。
では、「高血圧」と判断されてしまうのは、どんな場合なのだろうか?
実は、「最高血圧が140~159mmHg、または最低血圧が90~99mmHg」という数値を上回っていると、高血圧と診断されてしまう。
他にも血圧には細かな基準が設定されている。
下にまとめてみたので、参考にしてみて欲しい。
血圧のレベル | 最高血圧 / 最低血圧 |
---|---|
至適血圧 | 120(mmHg)未満 かつ 80(mmHg)未満 |
正常血圧 | 130未満 かつ 85未満 |
正常高値血圧 | 130~139 または 85~89 |
Ⅰ度高血圧 | 140~159 または 90~99 |
Ⅱ度高血圧 | 169~179 または 100~109 |
Ⅲ度高血圧(重症高血圧) | 180以上 または 110以上 |
(孤立性)収縮期高血圧 | 140以上 かつ 90未満 |
血圧は、家でこまめに測る
高血圧な人も高血圧だと思っていない人も、毎日家で血圧測定を!
健康診断での血圧測定で高血圧と診断された場合、注意が必要。
高血圧は他の生活習慣病を引き起こすおそれもあるため、早いうちに高血圧の自覚を持つ必要がある。
血圧が上がる原因を知っておくべし!
血圧はちょっとしたことで簡単に数値が大きく左右されてしまう。
白衣高血圧と言って、健康診断で緊張するだけで血圧が普段より上がってしまう症状もある。
この場合は、普段の生活中でも血圧があがっていないか、家庭での測定で確かめてみないとならない。
自宅で血圧を測って、あまりにも数値が高かったり、不安になってしまったりする場合は病院に行って欲しい。
高血圧は、早め早めの対処が重要。
もうちょっと早く気づけば・・・なんてことになりたくないのだ。
血圧を測る前は出来るだけ、リラックスすることが大切
血圧はその日の気分や気温で簡単に上下してしまう。
リラックスして、できるだけいつもの調子で測るようにするのが良い。
また、以下のような行動には注意が必要だ。
- 喫煙
- 飲酒
- 激しい運動
- 食事
- 入浴
- 運転
これらの行動の直後は、血圧が上がってしまう。
少なくとも15分は安静にしてから、測定するようにするのが良いのだ。
特に、喫煙や飲酒は、高血圧の原因にもなるため、なるべく控えるのがおすすめ。
また、排尿直後は、逆に血圧が下がるということだ。
血圧を測るときの姿勢はどうすればいいのだろう?
血圧を測る直前に、どのような姿勢や服装にすれば良いのか迷った事はないだろうか?
ついつい焦ってしまって、計測時に血圧が上がってしまったという話を聞いたこともある。
以下に、血圧を測る時の姿勢などで気をつけたいことを挙げてみた。
血圧を測るときは、二の腕を心臓の高さまで持ち上げる
血圧を測るのは手首より二の腕のほうがやりやすいとされている。
そのため、二の腕にカフをまいて血圧を測る方法が一般的だ。
血圧を測る際に気をつけたいのは、測る部位と心臓の高さを同じにするということ。
二の腕で測る場合は、タオルなどで高さを調節して計測するのだ。
カフを巻くタイプの計測器である場合、巻き方は緩すぎず、カフと腕の間に指が一本入るくらいの幅で固定する。
また、測る時の姿勢は、いつも座っている時の姿勢で構わない。
無理に良い姿勢を心がけるよりも、いつもの姿勢でいつも通りの血圧を測ることが大切。
リラックスした状態で測るのだ。
できるだけ素肌に近い状態で測ると、正確な診断ができる
服装に関しては、できるだけ素肌や薄い袖の服を着た状態で測ることが理想的。
厚いセーターなどを着ている場合は、腕まくりをせずに、セーターを脱いで計測するのだ。
服を脱いで計測する場合、寒い季節では血圧が下がりやすくなるため、部屋を暖かくして計測するのがおすすめだ。
血圧計はどれを選べばいいのか?
では、血圧計はどんなものを選んだら良いのだろうか?
最近は血圧計にも様々なタイプがあり、それぞれ特徴が異なっている。
それぞれ良い所・悪いところがあるため、一人一人の生活に合ったものを選べるのが一番。
次の記事では、血圧計のタイプや選び方についてまとめてみた。
「血圧計ってどんなの買ったら良いのだろう?」とか「ちょっと古くなったから、血圧計買い換えようかな?」なんて思っていたら、是非参考にして欲しいのだ。
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