高血圧だとなぜ悪い？

高血圧だと診断されてしまったけれど、高血圧の何がいけないのかわからない。
そんなふうに考えている人もいるのではないだろうか。　

一見特に問題のなさそうな高血圧でも、怖いところはその合併症にある。
今回は、高血圧だとなぜ悪いのか、簡単にまとめてみた。

＞＞目次
1.高血圧になると、深刻な合併症につながる恐れがある
2.動脈硬化は高血圧の一番深刻な合併症
3.高血圧から発生した動脈硬化によって引き起こされる病気
3-1.高血圧による心臓病
3-2.高血圧による腎臓病
3-3.高血圧によって発生する脳の病気
4.高血圧と合わせて発病しやすい、糖尿病にも注意

高血圧になってしまっても、高血圧だけならば大した問題はない。
高血圧の怖いところは、高血圧から引き起こされる合併症にあるのだ。

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高血圧によって引き起こされる代表的な病気が、動脈硬化。

動脈硬化は、動脈が硬くなったり、もろくなったりして、結果動脈が狭くなる病気のことを指す。
血管が狭くなることによって、様々なところに栄養が行き渡らなくなってしまい、さらなる病気を引き起こしてしまう。

また、動脈硬化は、「高血圧が進行したら動脈硬化も進行する」といったように、相互的に深刻化していってしまうのが特徴。
この高血圧と動脈硬化の悪循環にはまってしまうと、どんどん他の病気も呼び寄せてしまう。

正直言って、高血圧の恐ろしいところは、この動脈硬化を発生、加速させてしまうところに尽きるといっても過言ではない。

以下に挙げた病気のうちのほとんどが、「高血圧から発生した動脈硬化によって引き起こされる病気」なのだ。

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高血圧や動脈硬化によって引き起こされる病気は多く存在する。
今回は、その中でも有名なものを、

• 心臓病
• 腎臓病
• 脳の病気

に分けてまとめてみた。

心臓の血管が高血圧によって圧迫されたり、動脈硬化によって血流が悪くなってしまうことなどによって発生する。
命に関わるものが多く、発病してからの迅速な対応が必要になる。

血管の働きが低下し、血流が止まってしまう状態のこと。
動脈硬化によって血管がもろくなると、攣縮（れんしゅく）という血管の異常縮小が起きてしまい、血液が流れなくなってしまう。

血液の循環が悪い状態が続き、心臓の筋肉が壊死してしまう病気。
一命を取り留めるには、一刻も早い適切な対処と病院への搬送が必要だ。

一歩間違えれば簡単に命を落としてしまう、危険な病気なのだ。

また、再発防止のためには日常的な役粒治療などが行われる。

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腎臓は、血圧と深い関係があり、高血圧になると、腎臓の働きも悪くなってしまう。
逆に、腎臓の働きが悪くなると血圧が上がってしまうこともある。

高血圧によって腎臓の毛細血管が圧迫され、腎臓の機能が低下していってしまう病気。

そのまま放置すると、老廃物をろ過できないまま溜め込んでしまうため、症状はどんどん深刻化していく。
そして、最終的には腎不全という病気にまで発展してしまうのだ。

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高血圧によって圧迫されたり、動脈硬化によってボロボロになった血管は、最終的には裂けたり詰まったりしてしまう。
脳の毛細血管でそれが起こった場合、体全体に深刻な影響を与えてしまうのだ。

脳での病気は後遺症が残ることもあり、予後の生活にも支障をきたす場合がある。

動脈硬化によって血管が狭くなった結果、脳の血管に血栓が詰まってしまう病気。

脳梗塞になると、血液からの栄養が届かないため、その血管から先の脳細胞は壊死してしまう。
そのため、麻痺や手足のもつれなど、体の自由が利かなくなる症状が発生し、後遺症が残ることもあるのだ。

脳で起こる病気である脳卒中の一つで、動脈硬化によってもろくなった脳の血管が破れてしまう病気。
急な激しい頭痛やめまい、嘔吐や、手足の片麻痺が症状だ。

脳梗塞と同様に、麻痺などの後遺症が残ることがある。

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糖尿病は、体内のインスリンの働きが悪くなることにより、血糖値が上がってしまった状態のことを指す。

血糖値は、高血圧と深い関わりがあり、原因や合併症も似ている。
そのため、高血圧と合わせて発病する人も少なくない。

糖尿病も、動脈硬化の発病の引き金になるため、合わせて発病した人はより慎重な対処が必要だ。

高血圧と糖尿病

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