アディポネクチンは、脂質の代謝を促してくれ、メタボの予防・改善をしてくれると言われています。
この成分は、日常で食べている食品からとることができます。
この記事では、アディポネクチンをとれる食品を紹介しています。
食事をとる時の参考にしていただけると幸いです。
アディポネクチンはどういうもの?
アディポネクチンは、内臓脂肪から分泌されるタンパク質(善玉ホルモン)です。
脂質の代謝や筋肉での脂質代謝を促してくれるものなので、メタボリックシンドロームの予防・改善になるそうですよ。
また、メタボ以外にも、動脈硬化や糖尿病、高血圧、高脂血症、がんなども予防・改善してくれると言われています。
しかし、太ってしまうと悪玉物質が分泌されやすくなり、アディポネクチンの量が減ってしまうとのこと。
そうすると、更に太りやすくなったり、メタボになりやすくなったりと悪循環になります。
アディポネクチンを増やすことが重要になってきますね。
アディポネクチンは、食品やサプリメントから摂ることで増やすこともできます。
アディポネクチンを増やしてくれる食品とは?
大豆たんぱく
大豆たんぱくには、β-コングリシニンが含まれています。
このβ-コングリシニンは、内臓脂肪の量を減らすと言われていますね。
ラットにβ-コングリシニンを与え続けて、血液中のアディポネクチンが増えたという研究結果もあるそうです。
大豆たんぱくが含まれている主な食品としては、豆乳、納豆、豆腐などをとると良いみたいです。
食物繊維
食物繊維は、アディポネクチンをも高めてくれるんですね。
ヨーロッパやアメリカで、オールブランなどを食べている人は、アディポネクチンが多かったという検証結果があります。
緑黄色野菜が、アディポネクチンを高めてくれるとのこと。
その中でも、小松菜、人参、オクラ、ホウレン草などが良いようです。
EPA
イワシやサバなどの青魚には、DHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸が含まれています。
オメガ3脂肪酸の中でも、特に、EPAはアディポネクチン濃度が上がると言われています。
EPAは、青魚からとることができますが、毎食に食べなければならないほどだとか。
サプリメントでとるのが、手軽で良いようです。
柑橘類
シークヮーサーなどの柑橘系の果物には、ノビレチンが含まれています。
ノビレチンは、脂質や糖の代謝を上手く調節してくれると言われています。
脂肪が減り、アディポネクチンが増えるという研究結果もあるようです。
朝やおやつの時間に、柑橘類を食べると良さそうです。
マグネシウム
メタボを広めた岡部先生もマグネシウムをとることをオススメしていますね。
わかめなどの海藻類、煮干し、ごま、アーモンド、豆腐などにマグネシウムが入っているそうです。
豆腐を食べれば、大豆たんぱくもとれますので、一石二鳥です。
飲み物
コーヒーを飲むとアディポネクチンの血中濃度が高くなるそうです。
1日に1杯でもある程度高くなるようですよ。
目安としては、3杯くらいが良いようです。
また、杜仲茶もアディポネクチンを増やしてくれます
杜仲茶には、内臓脂肪を減らす働きがありますので、当然といえば当然ですね。
アルコールだと、ワインも良いそうです。
飲む量は、ワイングラス2杯までは良いそうですよ。
飲み過ぎは逆効果なので、注意しましょう。
アディポネクチンに似た働きをしてくれるオスモチン
肝臓や筋肉で、アディポネクチンと同じような働きをしてくれると言われているのが、オスモチンです。
植物たんぱくの一つで、糖の代謝を促したり、脂肪の蓄積を抑えてくれるとのこと。
オスモチンは、りんご、キウイといった果物やとうもろこし、トマト、唐辛子、ピーマンなどに含まれています。
アディポネクチンの食品に飽きたら、こちらを食べてみると良いかもしれません。