最近、お腹のお肉が気になる。
でも仕事で忙しくて、しっかりランニングする時間なんてとれないし・・・
お腹には脂肪が溜まっていく一方・・・

なんとかこの脂肪を燃やし、減らしたいと思いませんか?
今回は、脂肪がどうやって増えていくのか・脂肪を減らすためにはどんなことが必要なのかについてまとめました。

脂肪はどうしてたまってしまうの?

エネルギー不足は、脂肪を燃やす

エネルギーが不足している時、脳は脂肪を分解してエネルギーにするよう命令を出します。
そうして、ホルモンが分泌されたり、脂肪を分解する酵素「リパーゼ」が活性化したりすることで脂肪は燃焼されていきます。
逆にエネルギーが満ち足りていると、脂肪は燃焼されずに体に蓄積されてしまうのです。

脂肪を減らす為には、いっぱいエネルギーをとらないよう日々心がけることが大事というわけです。

脂肪燃焼は血糖値が低い時に

エネルギーが不足している時とはどういった状況なのでしょうか。
それは血糖値が低くなっている時です。
例えば、運動をしてエネルギーとして脂肪を消費している最中などがこれにあたります。

「脂肪ホルモン」、インスリン

食事をすることで血糖値が上がると、上がった血糖値を下げるためにインスリンが分泌されます。
分泌されたインスリンは糖から脂肪を作り・蓄え、さらに脂肪の燃焼を抑えてしまいます。

インスリンが分泌されればされるほど、脂肪がたまっていくことになりますね。
そのため、インスリンは「脂肪ホルモン」と呼ばれています。

脂肪を燃焼させるためには、インスリンがいっぱい分泌されないように気を付ける必要があるわけです。
炭水化物や砂糖などの糖質を摂りすぎないように気をつけていきましょう。

脂肪燃焼の方法

糖質が脂肪に関係があると分かっても・糖質に気を付けて!と言われても・・・
既についてしまった脂肪は放っておいても消えません。

そこで、脂肪燃焼の方法を運動・食事についてまとめました。

運動で脂肪燃焼

おすすめは有酸素運動です。
ウォーキングやゆっくりとしたジョギングなどの有酸素運動は、脂肪をエネルギーとして燃焼してくれます。
激しく・息が切れてしまうような運動ではなく、気楽に続けられる程度のものにしましょう。
いっぱい酸素をとりいれながら、ゆったりと続けることがコツです。

食事で脂肪燃焼

食べる量とバランスに気をつけましょう。
空腹時に一気に食事をとったり、一度にいっぱい食べたり、野菜を食べなかったりすると血糖値はどんどん上昇していきます。
食べないダイエットは長い目で見ると良くなさそうということが分かると思います。

食べる順番にも気をつけましょう。
食物繊維が多い食材や野菜を先に食べましょう。
こういったものを先に食べることで、その後の消化が緩やかになっていきます。
一方、炭水化物や砂糖を先に食べると、血糖値が急上昇してしまいます。

緑黄色野菜、きのこ、海藻、大豆を食べましょう。
これらの食品は食後の血糖値の上昇が緩やかで、インスリンがいっぱい分泌されることなく糖が吸収できます。

サプリや漢方薬にも注目

最近、ドラッグストアやCMでサプリ・漢方薬を見かける機会が増えていませんか?
買ってみようかな、なんて思っている人も多いのでは?

そこで、サプリや漢方薬についてもまとめました。
食事と合わせてとってみたり、忙しい合間にとってみたり。
食事ではとりにくい成分をサプリや漢方薬でたっぷりととるなんてことも。
自分のライフスタイルに合う脂肪の燃やし方を発見するお手伝いができれば嬉しいです。

脂肪燃焼を助ける、4つのおすすめ成分


どんな成分が含まれていれば、脂肪を燃やすことに繋がるのか。

新陳代謝をあげ、脂肪を燃やしやすくしてくれる成分を紹介します。
食事ではほとんど摂れない成分・いっぱいは摂りにくい成分をしっかりサプリで摂りましょう!

DHA・EPA

まずは、青魚に含まれているDHA・EPA
脂肪の吸収を抑えたり、血液をサラサラにしたり、代謝を良くしたりしてくれます。

葛(くず)の花

次は、葛(くず)の花の成分
これは脂肪の代謝や二日酔いに良い作用があると言われています。
葛の花は作られる量が少ないので、サプリでとることがおすすめです。

甘草グラボノイド(グラブリジン)

3つめは甘草グラボノイド(グラブリジン)
マメ科の植物、甘草に含まれている成分です。
脂肪を燃やしたり、脂肪をつきにくくしたり、筋肉をつけてくれたり。
漢方薬にも使われていることがあります。

カプサイシン

最後は、カプサイシン
唐辛子に含まれている成分です。
内臓脂肪を分解し、血液をサラサラにしてくれます。
唐辛子をいっぱい食べるよりも、サプリでサクッと摂ったほうが負担は軽いですよね。

漢方薬

漢方薬は、天然の素材を使って作られます。
自然の素材を使って、体質を改善していくというのが漢方薬の目的の一つ。

漢方薬をうまく使えば、脂肪を燃やしやすい体質に改善するなんてことも夢ではないのです。
今回は、脂肪に関わる4種類の漢方薬についてまとめました。

一番人気の防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

防風通聖散は代謝や体温を高め、脂肪を落とし・分解し・燃焼してくれます。
「ナイシトール」や「和漢箋」などが有名です。
便秘やできものにも良い作用があります。

日本人向け、九味半夏湯(くみはんげとう)・九味半夏湯加減方(くみはんげとうかげんぽう)

「扁鵲(へんせき)」という名前で売られているのが、この漢方薬。
日本人向けにアレンジされた漢方薬です。
脂肪の面積やコレステロール値を下げてくれます。

むくみやはれにも!防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)

防己黄耆湯は、消化吸収や余分な水分の排出を助けてくれます。
肥満症に効果がある、と言われています。
疲れやすい人や、汗をかきやすい人。
軟便気味な人や、水太りしやすい人におすすめ
です。

ストレスを感じるあなたに、大柴胡湯(ダイサイコトウ)

大柴胡湯は、脂質代謝や胃炎、頭痛や神経症に効果がある、と言われています。
また、ストレスによる不調に良い作用があります。
そのため、ストレスで食べ過ぎてしまう人には特におすすめです。