現代社会ではストレスという言葉が、実に多く聞かれるようになってきた。
人間関係や仕事上のプレッシャーなど、考え出したらいたるところにそのストレスの原因は落ちている。
私も日常生活でストレスが溜まっていってしまう事がある。
些細な事の方が余計にストレスを感じてしまったりするのだ・・・。
そんな日常に多く存在するストレス、実は血糖値を上げてしまっている。
今回は、そんなストレスで変化する血糖値について話していこうかと思う。
過食だけじゃない!血糖値が上昇する理由
まず、ストレスが血糖値に影響する理由として様々なホルモンが関係している。
人間の体には多くのホルモンがある。
その中で血糖値を下げる働きを持つホルモンは「インスリン」だけだ。
逆に、インスリン以外のホルモンはどれも血糖値を上昇させる働きをもっている。
というのも、ストレスのある状態から身を守るためには、頭脳を働かせ、神経を張りつめ、全身の筋肉を最大限に働かせる必要がある。
その活動のエネルギー源となるのが「ブドウ糖」なのだ。
そのため、ストレスがかかるとさまざまなホルモンが血液中のブドウ糖を増加させるように働く。
その結果として、血糖値の上昇が起きるのだ。
血糖値の上昇というと、まず過食が原因と思うのではないだろうか。
でも実は食事だけではないのだ。
食べなくたって血糖値は上がる可能性があるという事だ。
ということで、このような些細なストレスも血糖値を上昇させるという事を知っておいてほしい。
もちろんストレス要因が長引くと、食生活の乱れなどから糖尿病リスクは高まっていく。
ストレスで糖尿病になってしまったなんてことにならないように、しっかりとした自己管理を行おう。
知っておこう!糖尿病の危険性
ストレスによって血糖値が下がりにくくなると、腎臓が糖を排出しようとする。
その結果、多尿や頻尿などが発生してくるのだ。
よく、糖尿病になると異常な喉の渇きが出てくると言う。
どれくらいの程度で糖尿病の症状に当てはまるかというと、一口、二口では満足できず、がぶがぶと大量の飲み物を飲むくらいだ。
しかも、これでも喉の渇きは収まらない。
もちろんこれも、多尿や頻尿の理由になる。
さらに、糖尿病になるとインスリンの働きが鈍り、血糖値は高いのにその糖をエネルギーに置き換えることができなくなる。
その結果、疲労感や倦怠感に襲われるのだ。
最悪の結果、糖尿病性網膜症といって失明リスクのある症状が出ることもある。
早めに血糖値をコントロールし、糖尿病を未然に防ごう。
ただ、もちろん糖尿病を軽視するのは良くないのですが、逆に気にしすぎるまでのことでもない。
それがストレスの原因になってしまうかもしれないのだ。
糖尿病は、食事・運動、さらにはいろいろな薬を使って血糖コントロールをする。
そのおかげで健康な人と同じように日常生活を送りながら、合併症などを抑えてくれるのだ。
そんなストレスを解消する方法は?
では、そんなストレスを解消するにはどうしたらいいだろうか。
私が紹介するのは「気分が安らぐ入浴法」だ。
寝る2~3時間前に38度程度のお湯に20~30分程度浸かる。
体をリラックスモードにする副交感神経の働きを活発にすることで、良い睡眠にも繋がるのだ。
お風呂で、気持ちをリラックスさせてうまくストレスを解消していきたいものだ。
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