えごま油とは

えごまはシソ科の一種

えごまはアジア原産で、日本でも縄文時代から栽培がされてきました。
地方には「ジュウネン」という呼び方もあり、これは「えごまを食べると10年長生きできる」という言い伝えから生まれたそうです。

えごま油に使われるのは種子の部分ですが、葉の部分も栄養満点で野菜としても優秀です。

また、えごまはあたかもゴマ科のような名前をしていますが、実際にはシソ科の植物です。

えごま油の特徴

えごま油はえごまの種から精製される油で、「しそ油」とも呼ばれています。
亜麻仁油と同様、人が不足しがちな脂肪である必須脂肪酸で、オメガ3系に属しています。

シソ科ならでは香りと、まろみのある味が特徴です。
オメガ3脂肪酸のため、酸化しやすく、熱や光に弱いため、日の当たらない冷たいところ、開封後なら冷蔵庫に保管してください。

えごま油の摂取量・食べ方の目安

えごま油の一日分の摂取量の目安は「大さじ1杯」です。

加熱すると酸化し、有効成分がなくなってしまうため、生で使うようにしましょう。

えごま油の使い方としては、豆腐や野菜との親和性が高いため、和食に使われることが多いです。
スープやドリンクにすこし垂らすのもオススメです。

えごま油の効果・効能

えごま油のα-リノレン酸が、メタボに関連する生活習慣病の改善に効果があると話題になっています。

α-リノレン酸の一部は体内でEPA・DHAに変わります。
EPA・DHAはメタボだけでなく脳の神経の機能を助けるという機能もあるため、記憶力や学習能力の向上、維持にも期待が持てます。

また、えごまの種子にはフラボノイドの1種であるルテリオンという、アレルギー症状を抑える働きを持った成分が含まれています。
花粉症の時期などに応用していきたいですね。