椿油とは

椿油って何?

椿油の原料は、椿の種子やサザンカの種子です。
ヤブツバキは日本での原産種で代表的ですが、様々な品種から採られているとのこと。
種子が大きく油が採れやすい様です。

椿油の特徴

椿油は、1200万年前の万葉の時代から日本で使われてきた歴史があります。
食用の他に、灯りや化粧用にも幅広く愛用されてきたとのこと。

江戸時代になってからは、主に整髪料で有名になりました。
現在の日本では、伊豆諸島や、長崎の五島列島など島での栽培が盛んです。

椿油の食べ方

この油の使い方は、生食、加熱料理どちらでもOK.
ドレッシングやフレーバーオイルのベースに使われたりもします。

また使用した際の、熱の安定性は優れています。
炒め物や揚げ物などにもよく使われますが、食材のうまみを凝縮してくれます。

簡単なレシピは、アボカドと豆腐のカプレーゼにかけたり、リンゴのアヒージョとして調味料と一緒に加熱すればちょっとしたパーティー気分に。
またすりおろした山芋にめんつゆを少量混ぜて、椿油に落とし揚げで、美味しいお酒のおつまみにもなります。

椿油の効果・効能

椿油は、オメガ9系の中でも特に豊富なオレイン酸で85%~90%と言われています。

人の体の中の皮脂の半分くらいを占めるオレイン酸は、食用として注目されています。
そして、自然成分100%は安心です。
また、リノール酸が少ないので開封後も酸化の心配がありません。

オレイン酸は血中のコレステロールを減らし、血液をサラサラに改善していきます。
また、動脈硬化や、心臓疾患を予防する働きもあります。
それに、胃酸の分泌を調整してくれるので、腸が滑らかなぜん動運動で便秘の改善に役立っています。

他にはこのオイルは、髪の毛を艶やかにしたり、シャンプー前に頭皮マッサージしたりすることでフケの解消にもなります。

椿油は、油なのに、日焼け予防やシミそばかすの予防も出来ます。
そして、マッサージに使うと保湿力に優れ、乾燥ニキビも改善されるんですよ。

このオイルの成分の中には、殺菌効果のあるサポニンというものも入っていますが、アトピーにも効果があります。
しかし、まれに椿アレルギーの人もいますので、使用する前には腕の内側でパッチテストをしてから使用してくださいね。