セロリってどんな食べ物?

セロリはなんといってもあの独特な臭いが特徴です。
あまり知られていないですが、セロリには葉までしっかりと栄養が入っているのです。
でも臭いが苦手な人や、苦手ではないけど生で食べるにはそんなに多くの量は食べられないという人が多いと思います。

もともとは薬効として古代ローマやギリシャでは親しまれていました。
ですが、日本では臭いが強く怪訝されがちだったので、定着するのに時間がかかったそうです。

実はこの怪訝されがちな臭いには精神を安定させたり食欲を増進させる効果があるのです。

旬は11月~5月と期間が長いのも嬉しいですね。
調理の工夫次第で臭いを軽減することも出来るので、是非食してみてください。

セロリの成分

  • エネルギー 15kcal
  • たんぱく質 1kcal
  • 炭水化物 3.2g
  • ミネラル
    • カリウム 410mg
    • カルシウム 39mg
    • マグネシウム 9mg
    • 鉄 0.2mg
    • 銅 0.03mg
  • ビタミン
    • ビタミンA(β-カロテン当量) 44μg
    • ビタミンD 0μg
    • ビタミンE(α-トコフェロール) 0.2mg
    • ビタミンB1 0.03mg
    • 葉酸 29μg
    • ビタミンC 7mg
  • 食物繊維(総量)1.5g

セロリは無駄になるところが無いほど栄養素が豊富です

ビタミンを豊富に含んでいて、特にB1B2C葉酸を多く含みます。

また、葉の緑色の部分にはβ-カロテンが多く含まれているのは知っていましたか。
調理にはあまり使われない部分ですが、処分してしまうのは勿体ないです。
捨てずに工夫して活用してみてください。

他にもセロリにはキャベツの代表的な成分であるキャベジンや、ミネラルの一種であるカリウムが含まれています。

セロリの効果、効能は?

キャベジンには胃腸粘膜を保護する働きがあります。

他にもカリウムには余分なナトリウムを排出する働きがあるので、高血圧予防に効果があります。
また、利尿効果も高いと言われているので、腎臓病予防にも効果があると言えますね。

このように、セロリには様々な栄養素が含まれており、それによって様々な効果をもたらすことが出来ます。
ですが、匂いが気になって食べられないというのでは勿体ないですよね。

そこでお勧めしたい調理法が、スープです。
セロリに含まれる最も割合の大きい栄養素であるカリウムは水溶性なので、水に溶け出します。
これならすべての栄養素を取りこぼすことなく食することが出来ますよね。

ただし注意してほしいことは、塩分を摂り過ぎると体に良くないので、薄味を心がけて下さい。