2~3年前までは、楽天やAmazonなどでも、個人輸入でどこ産の何の成分だか分からないようなサプリが、ネットで売られている印象だった。
しかし、近年は、怪しいサプリを探す方が大変なくらいになっている。

とはいえ、ひょんなことで、変なサプリを買ってしまったなんてこともあるかもしれない。
サプリメントの使い方や選び方は、慎重に行った方が良いだろう。

特に、国外のサプリで国の認可が下りていないものに関しては、注意してくれ。
また、日本で作られたサプリだからといって、安心しきっていると痛い目をみるぞ。

怪しいサプリを選ばないようにする方法とは?

怪しいサプリを選ばないようにするには、国外のサプリで、国の許可が下りてないものを使用しないことだ。

海外のサプリの中には、無承認無許可医薬品を使用したサプリも複数存在している。
薬の種類や含有量によっては、健康を補うどころか、不健康になる可能性も・・・。

実際に、中国のダイエット食品を購入し、使用した人が亡くなってしまったという例もある。
海外の製品を購入する時には、十分な注意が必要だ。

安全な国外サプリなら、大塚製薬が販売するネイチャーメイド。
これは国からの許可も出ており、あちこちのドラッグストアで見かける製品である。
国外の製品だったっけ?となるくらい日本に根付いているので、安心安全性も高いといって良いだろう。

近年、消費者庁から措置を受けたメタボの諸症状に関するサプリ

日本サプリメント株式会社

2017年6月7日に、消費者庁から日本サプリメント株式会社に課徴金納付命令がくだったというものだ。
課徴金納付命令は、日本初というめったにない事例だ。

そもそも、なぜ課徴金納付をしなければならなくなったのかというと・・・。

日本サプリメント株式会社が扱うトクホの商品で、血圧や血糖値を下げる働きがあるとされるサプリが、トクホの基準を満たしていないということが判明。
さらに、2014年9月以降の時点で、トクホの基準に満たしていないことを消費者庁に隠しつつ、販売を続けていたとのこと。

これは、景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、5471万円の課徴金納付をすることになった。

以下がその時の代表的なサプリだ。

ペプチドエースつぶタイプ
豆鼓(とうち)エキスつぶタイプ

今現在は、健康補助食品として、販売されている。

葛の花サプリ

ニュースで話題になっていたので、記憶に新しい人も多いのではないだろうか?

2017年、11月に葛の花由来イソフラボンを機能性関与成分とする機能性表示食品、計12商品(飲み物を含めたら16商品)に対して、表示法に基づく措置命令が施された。

要するに、過大な広告として注意されたのだ。
いき過ぎた文は削除、また、過大広告だったということを新聞に掲載するという措置で終わった。

以下が、その時の葛の花サプリだ。

葛の花イソフラボン貴妃
slimfor(スリムフォー)
葛の花減脂粒
ウエストシェイプ
ヘラスリム
葛の花サプリメント
葛の花ウエストケアタブレット
葛の花ヘルスリム27
メディスリム
お腹の脂肪に葛の花イソフラボンスリム
onaka(おなか)
シボヘール

これらの葛の花サプリは、機能性表示食品なので、効果が立証されているものだ。
過大広告のせいで悪いイメージがついてしまうのは、もったいないサプリなのだ。

怪しいサプリを避け、正しく補おう

怪しいサプリは、最悪、死にいたる場合もある。
ちょっとでも、怪しいと感じたら、利用しないようにしよう。

日本のサプリは、過大広告や成分が足りていなかったということはあるものの、商品の成分や成分の生産地、工場などもしっかりしている。
それに比べて、海外のサプリには何が入っているか分からないものも多い。

海外のサプリはなるべく使用しないことをおすすめする。

また、サプリメントは心強い味方ではあるが、頼りすぎないようにしよう。
自分自身の生活を見直し、サプリメントを正しく利用することが大事なのだ。