防風通聖散は、むくみや水太りを始め、肥満解消に効果のある漢方の一種です。
最近、様々な種類の漢方のサプリが出てきていて、話題を集めていますよね。

防風通聖散エキス錠(大峰)もその一つです。
今回は、防風通聖散エキス錠(大峰)についてまとめてみました。

防風通聖散エキス錠(大峰)の基本情報

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  • 商品名 : 防風通聖散エキス錠(大峰)
  • メーカー名 : 大峰堂薬品工業(株)
  • 価格 : 168錠 2,200円(税抜)(14日分) 公式サイト
  • 購入先 : 公式サイト、 楽天、Amazon
  • 区分 : 第2類医薬品
  • 形状 : 錠剤
  • オススメ : 腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症、高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘・蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、 肥満症

        

防風通聖散エキス錠(大峰)の成分・効果・副作用

防風通聖散エキス錠(大峰)の成分・効果

img_03051日量(12錠)中には生薬より得た防風通聖散エキス2750mgを含んでいます。
18種類の生薬の他に添加物として、ステアリン酸Mg、CMC-Ca、二酸化ケイ素を含まれています。

効果としては、高血圧の動悸やむくみを始め、肥満症など様々な効能が示されています。

防風通聖散エキス錠(大峰)の副作用

防風通聖散には、以下のような副作用が発生することがあります。

【軽度】

  • [皮膚]発疹・発赤、かゆみ
  • [消化器]吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、腹部膨満、激しい腹痛を伴う下痢、腹痛
  • [精神神経系]めまい
  • [その他]発汗、動悸、むくみ、頭痛

【重度の副作用】

  • 間質性肺炎
  • 少しの運動で息切れしたり、息苦しくなってしまい、空咳や発熱が持続する副作用です。

  • 偽アルドステロン症、ミオパチー
  • 手足のだるさ、しびれ、つっぱりやこわばりに加えて、筋肉痛や筋疾患(ミオパチー)が出てしまう副作用です。

  • 肝機能障害

肝機能が低下することによって、発熱、かゆみ、黄疸、褐色尿、だるさ、食欲不振などの副作用が現れることがあります。

飲み方について

1日3回にわけて飲むのは面倒だから、寝起きと寝る前とお昼に1回

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大人の場合は1日3回4錠ずつ飲んで下さい。
飲むタイミングは、食前又は食間で良いようです。
これなら、ついつい飲み忘れてしまうサラリーマンでも大丈夫ですよね。

1日の合計12錠は多いかな、と思いましたが1回分の量は飲みやすいようです。

虚弱体質の人や便秘でない人は飲まないで下さい

この防風通聖散エキス錠を飲むのに重要な事は、体力が落ちている時や、虚弱体質の人は絶対に飲まないことです。

また、この防風通聖散エキス錠は、基本的には便秘がちな人が飲むものとのこと。

それから飲む前に必ず説明書をよく読んで、心配な場合は事前に必ず専門医に相談をして下さい。

        

防風通聖散エキス錠を飲んだ感想は、漢方薬でも即効性がある

漢方薬の匂いは強いが、錠剤は小さくサプリのよう

この防風通聖散エキス錠(大峰)は、漢方薬です。

粒の大きさは丸く中央が膨らんでいる円盤形で、直径が10mm、厚さが5.6mmで色はサンドベージュです。
この粒は小さいので、4粒ならば簡単に1度で飲めました

初めは、漢方薬独特の匂いが強くするので、もっと飲みずらいかと思っていました。

でも、同じ錠剤でも口の中に匂いや味が残るものと比べると、この防風通聖散エキス錠は水で飲めば口の中に匂いや味が残らず気になりませんでした。

 

防風通聖散エキス錠を6錠飲んでみたら、すぐにお腹が痛くなった

漢方薬の処方は、1日の生薬の配合バランスが決められているようです。
1日分の使用可能な漢方薬の量を全部使用しているのが「満量処方」と言い、この防風通聖散エキス錠のように、原生薬は「満量処方」と同じく18種類でも半分の成分量を使用しているものを「1/2処方」と言います。

ただ防風通聖散エキス錠は、「1/2処方」ですが即効性があります

試しに1回4錠と書いてあるところを1回に6錠飲んでみました。
すると、すぐお腹がぐるぐると痛くなりました。
1回4錠の分量は必ず守った方が良いようです。

防風通聖散エキス錠(大峰)の口コミ情報は人によって様々

防風通聖散エキス錠を飲んだ人の口コミ情報は、正直様々です。
飲んだ人は、便秘が解消したり、内臓脂肪の数値は減ったりしたが、瘦せてない人や、効きすぎて下痢になったという人もいました。
血糖値や中性脂肪が高い男性が、数値が下がり体が軽くなって楽になったと言う話も書いてありました。

 

お客様相談室に電話してみました

製造販売元に詳しく聞いてみました

サラヤは丁寧な対応ですが、詳細がわからない様なので、製造している大峰堂薬品工業(おうみねやくひんこうぎょう)に電話してみました。

117年の歴史の大峰堂薬品工業でも、一部を除いて生産地は中国

生薬の生産地を聞いてみると、ほとんどの生薬が中国産です。

日本で作られている漢方の生薬は、大手企業が栽培しているところもあるようですが、ほんのごく一部です。

大峰堂薬品工業では、ボウショウの代わりに使う乾燥硫酸ナトリウムは、国産品とのことでした。
最近では自然界にあるボウショウ(鉱物)もとれるのが難しくなってきているので、同じ成分の乾燥硫酸ナトリウム(便秘に効くお腹を下すもの)を使っているところも多いようです。

代謝を上げるのに効果が大きいのは麻黄(まおう)

漢方薬を調べてみてわかった事は、脂肪を燃焼する漢方薬には共通して同じ生薬が使われていることがあります。

どれも内臓脂肪に効果がある漢方薬なので、それらに一番多く使われている生姜(しょうきょう)や芍薬(しゃくやく)、大黄(だいおう)などが最も効果がある生薬かと思っていました。
(勿論漢方薬は、それ独自の生薬の効果もありますが、他の生薬との調合でより効果を発揮するものもあります)

しかし尋ねてみると、代謝を上げるのに一番効果があるのは、麻黄(まおう)だと言っていたのが意外でした。

漢方薬はどのくらい飲み続けるものなのか?

漢方薬はどのくらい継続して飲み続ければ良いのか?と尋ねてみました。
抗生剤よりも安心だし、体に合うからと言っても薬ですので、いつまでも継続して飲み続けることはオススメしないようです。

漢方薬は1ヶ月飲んでみて、お休みを時々入れた方が良いようです。

内臓脂肪に効果がありますか?

サラヤに、この防風通聖散は内臓脂肪に効果がありますか?と尋ねたら、誰しもに必ず効果があるとは言い切れないが、1ヶ月飲んでみて効果があらわれなかったら、使用を中止して下さい、と言われました。

また製造元の大峰堂薬品工業は、この防風通聖散は代謝を促進させるものですので、食事に気をつけたリ、軽い運動なども取り入れた方が効果が出やすいと言っていました。
それについては他社と変わりない答えでした。

錠剤にしては添加物が少ない方です

漢方薬の作り方は、水から煮だした生薬を、コーヒーのように乾燥させてエキスを濃縮して作られるようです。
その工程は、他社と変わりないようです。

その際に、型に入れて固めるためにどうしても添加物は必要なようですが、他社は6種類位の添加物がありますが、この防風通聖散は3種類しかないので添加物が少ないと思いました。

そして、遠心分離機で生薬の液と残りカスとを分けるそうですが、残りカスに酵母を入れて、発酵させてホームセンターなどで肥料として販売しているようです。

国内でもタバコ農家が漢方薬作りに切り替わってきている

最近では漢方薬の生薬を、中国から輸入するのも価格が高騰してきているので、国産で生産する動きが出ているようですが、、?と尋ねてみました。

するとタバコ農家が、タバコの需要がだいぶ減ってきているので、漢方薬の生産に切り替わってきているようとのことでした。

大峰堂薬品工業は大手メーカーの漢方薬を製造している

サラヤや他社は、大峰薬品工業が作った漢方薬を販売していることがわかりました。
サラヤは他にも色々販売していますが、漢方薬は大峰堂薬品工業の防風通聖散しか扱っていませんでした。

また先日他社の製品で、飲んで即効性の効果を感じた漢方薬も、大峰堂薬品工業で作っているものでした。

漢方薬の生産地を開示してくれない大手のメーカーは、漢方薬の製造が大峰堂薬品工業なので、聞かれても詳細がわからず開示できないんだという事が理解できました。

漢方薬の老舗でも、販売は営業力のある会社に販売してもらうようです。
大峰堂薬品工業の電話応対をしてくれた人は、漢方が好きで仕事をしているのが伝わってきました。